ChatGPTの「スキル」を使ってみましょう
AIの「スキル」と言うと、CodexやClaude Codeを思い浮かべるかもしれませんが、実はChatGPTでもスキルを作成することができます。
似たような機能として「GPT」がありますが、違いを簡潔に説明すると…
- GPT:用途ごとに人格・知識・振る舞いをまとめた「専用のアシスタント」のようなイメージ。
- スキル:頻繁に行う特定の作業を、毎回一定の手順および一定の品質で実行するための仕組み。
このような違いがあります。
さっそく試してみましょう
1. スキルを作る
まずは、ChatGPTの画面左側にある「プラグイン」をクリックします。
すると、次の画面の上側にプラグインとスキルを切り替えられるボタンがありますので、「スキル」をクリックしましょう。
次の画面で、「スキルを検索」というバーの右側の「+」をクリックすると、スキルを3通りの方法で作成することができます。
基本的にはチャットでやり取りをしながら作ってもらったほうが簡単かつ確実なので、特にこだわりがなければ一番上の「チャットで作成」をクリックしましょう。
すると、次の画面で英語のプロンプトが入力されている状態になっているので、そのままプロンプトを送信すればOKです。
あとは、自分が作成したいスキルのイメージをチャットで伝えるだけです。
とりあえず今回は、「添付した画像を鉛筆画っぽいスケッチにするスキル」を作ってもらうことを目指してみます。
中学時代の美術の成績が散々だった私には、残念ながらこれらの違いがイメージできませんでしたが、今回は「ラフスケッチ風」でお願いしました。
無事完成しました。
2. スキルを使う
スキルを呼び出すときは、基本的にはチャット欄に「@スキル名」の形で入力すればOKです。もしくは、チャットの流れでモデル側が「このスキルを使ったほうが良さそう…」と判断した場合は、スキルを勝手に使ってくれます。
または、スキルを作成するときに表示した「スキル」画面から追加されたスキルを選択し、右下の「チャットで試す」をクリックすることでも使うことが出来ます。
さっそく、先ほど作ったスキルを試してみます。
画像を添付してスキルを呼び出し、そのまま送信するだけで作業してもらえるので便利ですね。
このように、ラフスケッチを完成させてくれました。
毎回同じプロンプトを入力する必要がなくなったので、ラフスケッチのおじさんもいつもより嬉しそうに見えますね。
もし、自分が思っていたイメージと違うと思った場合は、下画像のようにチャットで指示をすれば、柔軟に対応してくれます。
調剤薬局で使うなら…
以下のような場面で活用すると良いかもしれません。
- ケア担当者会議の内容を録音した音声ファイルを元に、決まったフォーマットで議事録を作りたいとき
- 居宅療養管理指導の訪問先で聴取した患者さんや他職種の方々の訴えのメモを元に、指定した形式でトレーシングレポートを作成したいとき
- 作用機序が類似した複数の医薬品の添付文書をもとに、学習用の資料や勉強会用の資料を作りたいとき
- 毎月地域の方々向けに発行している広報誌を、指定したレイアウトで作りたいとき
- 臨時休業のお知らせなどの掲示物を作るとき
…極端な話、特定の作業で毎日同じ形式のプロンプトを入力しているなら、スキル化することによって効率がアップします。
GPTとも併用できます
特定の情報源・資料・知識を与えたマイGPTや振る舞い方を指定したマイGPT、あるいは別の方が公開されている有用なGPTなど、普段からGPTを活用されている方もいらっしゃるかと思いますが、そんなGPTのチャット内でも自分で作成したスキルを呼び出すことが可能です。
例えば「自分好みの文章を生成するGPT」と「添付した資料や知識を指定された項目で整理するスキル」を併用すれば、整理された内容が自分好みの文章で出力されますし、「インフォグラフィックを作成するGPT」と「学術論文をPICO形式で要約するスキル」を併用すれば、論文の内容をPICO形式で要約したインフォグラフィックを生成してもらえます。
ChatGPTとチャットしていれば、簡単に作成できるので
先程お伝えしたように、ChatGPTのスキルはChatGPTとチャットしながら気軽に作成することができます。コーディングの知識も、ITやAIの専門知識も必要ありません。
加えて、いちど完成した後でもチャットで内容を修正できるので、一発で成功させるためにあれこれ考える必要もありません。
なので、毎回同じようなプロンプトを手入力するのが大変、もしくは飽きてしまったという方は、是非スキル機能を活用してみてください。











