PowerPointにChatGPTのアドインが追加できるようになりました

公式発表https://chatgpt.com/apps/powerpoint/

OpenAIは、PowerPoint用アドイン「ChatGPT for PowerPoint」のベータ版の提供を開始しました。
少し前にAnthropicが「Claude for PowerPoint」の提供を始めていましたが、ChatGPTも参入した形になります。

さっそく使ってみましょう

1. 導入

まずは、https://chatgpt.com/apps/powerpoint/ にアクセスし、「Install ChatGPT for PowerPoint」をクリックします。
その後は画面の指示に従って、インストールを進めましょう。

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インストールが完了したら、PowerPointを起動し、アドインを選択します。
「ホーム」→「アドイン」→「ChatGPT」の順でクリックすればOKです。

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2. ゼロからスライドを作る

まずは、プロンプトを入力して新しくスライドを作ってもらいましょう。
プロンプトは画面右側のChatGPTウインドウから入力します。テーマを直接入力してもよいですし、資料があるなら「+」から添付することも可能です。

今回は、以前投稿した記事「アメリカ・ユタ州のAI処方システムは、人間の代替になりうるか」の内容を解説するスライドを、20枚以内で生成してもらいましょう。

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作業の様子。雑な指示でも頑張ってくれています

待つこと12分弱、14枚のプレゼンテーション用スライドが完成しました。

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3. 既存スライドのブラッシュアップ

既存のスライドを、ブラッシュアップしてもらうことも可能です。
先程と同様、スライドをどのように、どのような方向性で修正したいのかをプロンプトに入力すれば、その指示に沿ってスライドを編集してくれます。

試しに、先程生成してもらったスライドの1枚目を、以下のように修正してもらいましょう。

  • 「note記事 解説スライド」「20枚以内:14枚構成」の文字を削除
  • 右側の青枠の部分を、別の写真に差し替える
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こんな感じで修正してくれました。
文字の位置やレイアウトの修正も依頼すれば対応してくれますが、微調整をするなら自分の手で直接修正を加えたほうが早くて確実だと思います。

…ちなみに、この写真はChatGPTがその場で生成してくれたものです。スライドを生成したり修正したりしつつ、画像生成もしてくれます。
もし画像をあらかじめ指定したいなら、チャット欄から任意の画像を添付すればOKです。

4. スライドの評価・要約

既存スライドや自分の作成した(もしくはしてもらった)スライドの内容を、評価してもらうことも可能です。
例えば、完成したスライドを様々な視点から評価してもらったり、実際にプレゼンテーションをしたときに飛んでくる可能性がある質問を予想してもらったり、プレゼンテーションの対象を具体的に指定して、その対象に響く文章にしてもらったりすることができます。

また、既存のスライドの内容を要約してもらうことも可能です。
学習目的で要約してもらってもよいですし、自分のスライドに関して要約してもらったのであれば、出力された要約を改めてスライドの末尾に挿入してもらう…といった使い方もできるでしょう。

5. 画像をスライドに変換してもらう

ChatGPTに生成してもらったインフォグラフィックや、既存のスライドのスクリーンショットといった画像ベースの資料を、編集可能なスライドに変換してもらうことも可能です。

今回は、以下のインフォグラフィックを変換してもらいましょう。

そして、変換してもらったスライドはこちらです。

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さすがに細かい部分やアイコンは再現できていませんが、微調整すれば問題なく使えそうなクオリティです。

もっとも、最近はGPT-image-2やNano Banana 2による画像生成であれば文字の部分もかなり正確に出力されるので、Canvaなどを普段から活用されている方であれば、自分でCanvaを使って修正したほうが早いかもしれません。

ChatGPT for PowerPointに丸投げするのではなく…

ここまで実際の使用例を紹介してきましたが、見ていただければ分かる通り、ChatGPTに対して「生成してください」と指示をするだけでは、実用に耐えうるスライドにはなりません。

世の中にはスライドを「一発生成」するプロンプトも紹介されているので、そのプロンプトを参考にするのも良いと思いますが、モデルのアップデートによって成果物の質が変動する可能性があるため、個人的には以下のようなフローでスライドを完成させるのが無難で良いと思います。

  1. ChatGPT for PowerPointにテーマを与え、スライドの骨組みを生成してもらう
    単にテーマだけ与えるのではなく、そのテーマに関連する資料や使用してもらいたい画像などを添付すると、より自分が求めるスライドに近づくでしょう。
  2. 必要に応じて、全体のデザインの方向性をChatGPT for PowerPointで修正してもらう
    スライド自体の内容を変えずに、全体の配色やスライド全体のテーマデザインのみを修正するときは、ChatGPT for PowerPointで修正するとよいでしょう。
  3. 細かいレイアウトや文字の大きさは自分で修正する
    基本的に、生成AIは微調整があまり得意ではありません。なので、フォントやオブジェクトの細かい調整は、自分でしたほうが早くて確実です。
    ただ、テキストの内容自体を修正するときはChatGPT for PowerPointの力を借りても良いと思います。
  4. 最終確認は共同作業で
    実際に公開する前に、使われている単語や表現に一貫性があるか、論理が破綻していないか、不適切な表現がないかなどを確認しましょう。
    先述の通り、ChatGPT for PowerPointに指示をすればスライドの内容をレビューしてくれるので、まずは意見を聞いてみると良いでしょう。そこから新たな発見も得られるかもしれませんよ。

そして忘れてはならないのが、最終的に完成したスライドは、自分の責任のもと活用しなければならないという点です。
少なくとも2026年5月時点ではAIが責任を負うことは不可能なので、極端な話、ChatGPT for PowerPointが全てのスライドを最初から最後まで完成させた場合でも、その責任は公開した(もしくは作成を指示した)人間が負うことになります。

ゆえに、ChatGPT for PowerPointは非常に便利な機能ではありますが、実際に活用する際は用法・用量を守りつつ、完成したスライドの内容には必ず目を通すようにしましょう。

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