Googleの広告生成AI「Pomelli」が日本でも使えるようになりました
Pomelli:https://labs.google.com/pomelli
Googleの広告生成AI「Pomelli」が、日本でも使えるようになりました。
Pomelliの主な特徴としては…
- WebサイトのURLを入力すると、AIがブランドカラー・フォント・画像の雰囲気・文章のトーンなどを解析
- 「Business DNA」と呼ばれるブランド情報を自動で生成
- その情報をもとに、SNSへの投稿、広告画像、キャンペーン案などを一括で生成
- 生成後もテキストや画像を編集可能
というものになります。
さっそく使ってみましょう
1. Pomelliにアクセス
Pomelli(https://labs.google.com/pomelli)にアクセスし、トップページ下部の「Let’s go!」をクリックします。
2. WebサイトのURLの入力
すると、WebサイトのURLの入力が求められます。
今回は試しに、薬剤師のためのAIノートのURLを提示してみます。
すると、AIが「Business DNA」を作成してくれます。
作成されたBusiness DNAは自分で内容を修正することもできるので、今回はWebサイトのロゴを自分で追加してみました。
3. メニューの説明
Pomelliの画面は、以下のような構成になっています。
- Overview
ブランド情報の全体像を確認する画面。Webサイトを解析して作られた Business DNAを確認・編集する場所。 - Catalog
商品・サービスを登録しておく機能。URLから商品やサービスを追加したり、名前・説明・画像を手入力したりでき、登録した商品から後述の「Campaign」や「Photoshoot」を作成できる。 - Assets
Pomelliで生成・保存した画像や、マーケティング素材を管理する場所。「Campaign」や「Photoshoot」で使う素材置き場として機能する。 - Campaigns
ブランド情報と商品情報をもとに、SNSへの投稿や広告向けのマーケティング用コンテンツを生成・編集する機能。見出し、説明文、CTA(行動を促すひとこと)、レイアウトなどを調整できる。 - Photoshoot
商品の写真をアップロードし、スタジオ風・ライフスタイル風などのスタイルを適用して、高品質な商品の画像に変換する機能。
Business DNAを反映して、ブランドに合った写真素材を作ることができる。
4. Photoshootを使ってみる
よく考えたら、薬剤師のためのAIノートは、商品を販売することを目的としたWebサイトではないことを思い出しました。
ただ、唯一販売できる商品として書籍「超知能時代の調剤薬局」があるので、それをもとに宣材写真を作ってもらいましょう。
先程のメニューから「Photoshoot」を選択し、「Create a product photoshoot」→「Product Image」の順にクリックし、書籍の表紙の画像をアップロードします。
しばらく待つと、Photoshootが完成します。
5. Campaignを使ってみる
自分で用意した商品画像や参考URLを提示してもよいですし、先程生成してもらったPhotoshootを活用することもできます。
せっかくなので、今回はPhotoshootの画像を流用してみましょう。
Photoshoot完成後に、画像下の「Create Campaign」をクリックすると、そのままCampaignの画面に移行するので、生成された画像をもとにしたプロモーション用のコンテンツを生成することができます。
試しに、以下のようなプロンプトでプロモーション用コンテンツを生成してもらいましょう。
調剤薬局の薬剤師向けに、書籍「超知能時代の調剤薬局」を紹介するキャンペーンを作成してください。対象は、AIの技術の進歩に不安を覚えている薬剤師です。この書籍で少しでもその不安を和らげることができる可能性があることを、信頼感のある落ち着いたトーンで解説してください。
そして、生成されたのがこちらです。
生成された画像の文字の部分は、画像をクリックした後のメニューで編集することができます。手入力で編集してもよいですし、AIに任せてもOKです。
文章を変えたり、フォントを変えたり、文字色を変えたりできます。
ちなみに、Call To Actionというのは…
この部分のことです。Web広告にこんな感じのやつ、ありますよね。
これは個人の感想ですが、このCall To Actionが付け加えられるだけで、一気に広告っぽくなったような気がします。
ちなみに、各画像をマウスオーバーすると現れる「Animate」をクリックすると、動画バージョンも生成してくれます。
最近は生成AIの画像生成自体が優秀なので少々物足りなく感じるかもしれませんが、画像生成と違って文字が崩れることはありませんし、自分で自由に文字部分を編集できる点は大きなメリットと言えるでしょう。
作例
【注意】
ここで紹介しているゲームは架空のゲームです。
実在する人物やキャラクターとも、一切関係ありません。






調剤薬局のプロモーション用コンテンツを作成することもできますが…
調剤薬局においては、Pomelliによって以下のようなことができるようになると考えられます。
- 調剤薬局のブランド一貫性(調剤薬局の理念やブランドイメージ)を保ちながら、SNSでの発信を効率化できるようになる
- 店頭のキャンペーン資料だけでなく、地域の方々向けの広報誌も「ブランドDNA」に基づいた内容で生成できるようになる
調剤薬局のブランドイメージを保ちながら、簡単にプロモーション用のコンテンツを生成することができるのは良いことなのですが、医療広告規制に関するガイドラインに照らして不適切と判断されかねない広告を公開しないよう、注意が必要です。
不適切な広告の例
せっかくなので(?)、不適切な広告の例を3つ見てみましょう。
1. 体験談や口コミ
「濱口さんと話しているうちに体調が良くなってきて、薬を飲まなくても元気になりました!腰の痛みも治りました!(30代女性)」
※フィクションです
などの個人的な感想を広告に掲載するのはNGです。あくまで客観的な事実に基づく情報しか載せてはいけません。
2. 比較・優越表現
「この薬局の令和最新のテクノロジーを使った服薬指導は、患者さん満足度地域No.1です!」
※フィクションです
明確に他社と比較して、自分の調剤薬局が優れていることを記載するのもNGです。
また、「全国的に供給量が不足している薬、うちならたくさん在庫がありますよ!」というSNSの投稿も、ガイドライン違反に該当するかもしれません。注意しましょう。
3. 効果の断定
◯◯薬局では、関節痛にお悩みの方向けのオリジナルサプリを販売しています!このサプリを摂取すれば、100%関節痛が改善します!
※フィクションです
薬局で販売しているサプリメント等の効果を宣伝するときに、「確実に」「100%」という断定的な表現を使うのはNGです。効果には個人差があるため、あくまで「可能性」「実績」などの範囲で説明します。
あと、サプリメントは食品なので、「医薬品のような薬効(疾患の治療や予防)」があることを標榜するのは違法です。
実際の商品と明らかに異なる画像を使用しない
Pomelli(のPhotoshoot)の画像生成はNano Bananaによるものなので、商品画像の一貫性自体はある程度保たれるものと考えられますが、それでも実際の商品と明らかに外観や性質が異なる画像が生成される可能性も考えられます。
そのような画像をそのまま広告に利用してしまうと、優良誤認や誇大広告につながるかもしれません。実際に外部に公開する前に、必ず(可能なら複数人で)内容を確認するプロセスを挟むようにしましょう。
参考資料
[1] Google The Keyword「Create studio-quality marketing assets with Photoshoot in Pomelli」
https://blog.google/innovation-and-ai/models-and-research/google-labs/pomelli-photoshoot/













