API
API(Application Programming Interface)は、ソフトウェア同士が決められた方法で機能や情報をやり取りするための仕組みです。AIに限った技術ではありませんが、AIの機能を別のアプリや業務システムに組み込む際にも使われます。
APIの仕組み
例えばAIサービスのAPIを利用して文章を要約する場合、主に以下のプロセスで動作します。
一言でざっくり説明すると、「別のアプリからAIに仕事を依頼し、その結果を受け取る」仕組みとなっています。
- アプリから処理を依頼する
ユーザーがアプリに文章を入力し、「要約する」などのボタンを押すと、アプリが文章と指示を決められた形式でAIサービスに送信します。実際にどの情報を送るかは、そのアプリの設計によって異なります。 - AIが処理を行う
AIサービス側が依頼を受け取り、指定されたモデルが要約や文章の作成などを行います。回答の質は、利用するモデルや指示、与えた情報などに左右されます。 - 結果をアプリで受け取る
生成された結果がアプリに返され、画面に表示されたり、文書の下書きとして挿入されたりします。どこまで自動で処理するかは、アプリ側で設計します。
このような仕組みによって、「毎回チャット画面を開き、文章をコピーして貼り付ける手間」を減らすことができます。
「チャット画面で使う場合」との違いは?
同じAIサービスでも、チャット画面で使う場合とAPIを経由する場合では、以下の点が異なります。

ただし、チャット画面で使える検索やファイル処理などの機能が、APIでもすべて同じように使えるとは限りません。
注意点
- 薬局内のアプリで操作していても、入力した情報がAPIの提供元に送信される場合があります。個人情報・機密情報の取り扱いに注意しましょう。
- APIキーなどの認証情報は適切に管理しましょう。APIの認証情報が漏れると不正利用や想定外の請求につながる可能性があるので、公開資料や共有するコードにそのまま記載しないようにしましょう。
- 利用料金や処理の回数を定期的に確認しましょう。特に自動処理では短時間に多くのリクエストが送られることがあるため、利用量の監視や想定外の処理を止める仕組みも必要です。
APIはAIサービスを日々の業務に取り入れやすくするための仕組みですが、その便利さだけでなく、情報がどこへ送られ、どの工程まで自動で進むのかを理解しておくことも大切です。