「NoLang」でアバター付き説明動画を生成する
動画生成AI「NoLang」は、文書やスライドなどから動画を生成するサービスです。
NoLang:https://no-lang.com/home
アバター付きと書きましたが、NoLangでは写真からオリジナルのアバターやキャラクターを作成することができます。これにより、自分がデフォルメされたキャラクターを調剤薬局のプロモーション動画として活用することも可能になります。
また、最近のアップデートで「クローンボイス機能」が追加されました。この機能は、1分程度自分の声を録音することで、自分の声を動画に当てることができるというものです。
また、録音時の声のトーンやテンションによって、最終的に出来上がるクローンボイスの雰囲気が変わるようです。つまり、同じ人から生み出されるクローンボイスでも、厳かな雰囲気の喋り方の音声や、テンション高めでフレンドリーな雰囲気の音声を作成することができると考えられます。すごいですね。
さらに、法人プラン対象ではありますが、保有している音声データ(高品質な録音データ)からクローンボイスを作成することも可能なようです。
すごい機能だと思う一方、本人の知らないところでクローンボイスが作成・使用されることがないよう、作成にあたっては最大限の注意が必要です。
もしかしたらそういう事情もあって、法人プラン限定にしているのかもしれませんね。
というわけで、今回はそんなNoLangで「資料から動画を生成するまでの流れ」を説明します。
キャラクターの作成やクローンボイスについては、今回は説明を省略します。申し訳ございません。
用意するもの
①NoLang(https://no-lang.com/home)
アカウントの作成が必要です。
②参考資料(もしくは台本。動画でも可)
後で成果物を紹介しますが、非常に資料に忠実な動画になりますので、信頼のおける資料を用意しましょう。
手順
まずはNoLang(https://no-lang.com/home)にアクセスしましょう。

スマホ画面で恐縮ですが、アカウントを作成してこのような画面に辿り着いたら、「新しい動画」から動画を作成してみましょう。
すると、下画像のような画面が出てきます。
今回はシンプルに、「質問/台本から作成」を選択して進めていきます。

資料は…そうですね…Steve Blank氏が作成した、スタンフォード大学のゴルディアン・ノット国家安全保障イノベーションセンターから公開されている資料「Artificial Intelligence and Machine Learning – Explained」でいきましょう。
資料を選択したら、「動画を生成」を選択します。

次の画面では動画の細かい設定をいじれますが、今回はあまり深くいじりません。とりあえずデザインを変更だけして、試しにどんな感じになるのか作成してみます。


でも、せっかくなので、

このようなテンションでしゃべってもらいましょう。
成果物の質はいかほどか
1分くらい待った後に、動画が無事完成しました。
完成品:https://no-lang.com/video/9028fbc8-59dc-4c44-81d7-ec0226e9eb66
皆さん、どうですか?
キャラクターがぴょこぴょこ動いていて愛らしいですし、ショート動画っぽい雰囲気で親しみやすいですし(3分ありますけどね)、BGMもついていますし、1分52秒あたりの「唸るような声!」というアドリブが非常にユニークです。
ただ、個人的に一番驚いたのが、内容の正確さです。
提示した資料の内容に忠実なスクリプトとなっており、「資料にどのようなことが書かれているのかを紹介する動画」というコンセプトであれば、問題ない出来だと思います。
調剤薬局での活用シーンは
これだけ資料に忠実な動画が作成できるのであれば、冒頭で紹介した「クローンボイス機能」や「キャラクター作成機能」と組み合わせれば、以下のような用途で活用できるのではないでしょうか。
- 薬局紹介・採用情報の動画の作成
- 動画ベースのマニュアルの作成
- 毎月発信する動画版ニュースレターの作成
特に研修資料に関しては積極的に活用しても良いと思っています。
例えば、先輩社員の分包紙の取り替えの様子を動画で撮影し(手順も口で説明しながら)、それをもとにNoLangで字幕付き動画を作成することで、正しい手順をスムーズに理解することができるのではないでしょうか。
個人的には、テキストベースのマニュアルより動画ベースのマニュアルの方が理解が進むので、このような生成AIの活用によって、動画マニュアルの普及が進んでいくと嬉しいですね。
絶対に、他の人の写真や声を無断で使わないようにしましょう
NoLangに限った話ではなく、テキスト以外の「音声」「画像」「動画」を組み合わせたマルチモーダルなAIサービスを活用するときに話題に上がるのが、他人の「顔」や「声」の無断使用という問題点です。
もっと具体的に言うと、
- なりすまし詐欺:経営者・著名人などの顔や声を偽装し、誤情報を拡散する。
- 無断複製:第三者の音声(登壇動画・ポッドキャスト等)から、音声データが同意なく複製される。
- 二次被害の拡大:一度アップロードされた音声データが想定外の用途で再利用され、本人が意図しない主張(政治的主張、医療助言等)に利用されてしまう。
このようなリスクをはらんでいます。
もちろん、サービス側が対策するのは重要なことですが、さらに大事なのは利用する側のリテラシーです。
この記事をお読みいただいている皆様にあえて言う必要はないかもしれませんが、生成AIを使って他人の権利を侵害するおそれのあるコンテンツを生成しないように注意しましょう。